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vol.6 山田浩太郎さん その4

Oi-pan interview パン好きの「なんでパン?」をうかがいます。

●山田浩太郎(やまだこうたろう)さんのプロフィール
石川県野々市町出身・在住。両親、祖母と実家住まい。
石川工業高等専門学校機械科卒業後、
埼玉県でバイク設計のエンジニアとして2年勤務。
2009年に農業直売所を志し、
埼玉の農業直売所で研修をかねて1年間働く。
2010年には地元にUターンし、
石川県公認・農業応援団づくり事業「じわもんライフ」のスタッフとなる。
日本野菜ソムリエ協会「ュニア野菜ソムリエ」取得。
現在は、若手農家で運営する「農業青年会議」事務局長も務め、
休日には仲間たちと畑で汗を流す日々。
趣味は畑、じわもん(地元の農産物)で作る料理作り。
ブログ:「どーも、山田です!」

 

 

その4

石川の農業のために

―    ここで、山田さんが全身全霊をかけて取り組んでいる「じわもんライフ」※のお話に戻りましょう。

「じわもんライフ」
石川県が推進する農業応援団づくり事業
①農業に取り組む者(農家) 
②農業を支える者(流通・販売・飲食など)

③農業を応援する者(生活者・一般企業)
の3者が交流を深め、「石川の農業を元気にする応援団」づくりが目的。
じわもんライフでは、
イベントやネットでの情報発信などを通じて、応援活動に必要な場づくりを提供。


「じわもんライフ」についてもっと詳しく、じわもんサポーター希望はコチラ


山田・・・2010年9月の立ち上げからスタッフとして働いています。
事業のネーミング、コンセプトづくり、各プロジェクトの企画と、すべてに関わってきました。
だから、愛着や思い入れがものすごくありますね。
現在、僕がメインとなって動いているのは「家庭菜園部」「じわもんお試しプロジェクト」「農家さんに会いに行こう」の3つです。あと「じわもんキャラバン隊」「カレープロジェクト」「じわもんびと」などにも、なんだかんだと関わってます。

―    ほぼ1年突っ走ってきての感触は?

山田・・・立ち上げの時に自分がやりたかったことが、すべて形になってきてます。
「すごい!」というのが実感です。
「じわもんライフ」では、活動に賛同する人がサポーター登録をすると、さまざまな企画に参加できるというシステムになっているんですが、今その登録者がうなぎ昇りに増え、ダイレクトな反響が返ってきてて、確かな手ごたえを感じます。農家さんの自慢の食材を試食していただくモニター企画「じわもんお試しプロジェクト」では、「石川にこんなおいしいものがあったなんて、知らなかった」「教えてもらったレシピで食べたらすごくおいしかった」といった声を続々といただいてます。「こんなにもみなさんに喜んでもらえてるんだ」とじーんときますね。そんな声を生産者に伝えることで、また励みにもしてもらえますし。

「じわもんライフ」のスタッフのみなさん


―    そうやって、いいつながりができてきてるんですね。

山田・・・「この事業が石川の農業のためになってるんだ」と実感できますね。

―    私も県内の農家さんに取材する機会があるんですが、人柄にふれて、作業の苦労や工夫を知ったりすると、応援したくなってしまうんですよね。
スーパーに行くと、自然と「石川県産」の野菜を探したりして。

山田・・・そうなんですよ。
僕たちの目標のひとつは「石川県産の農産物を選んでもらう」ということなんです。
スーパーに並んでなかったら「石川県産はないの?」と言ってもらえるぐらいにしたい。1週間に10人から声があがると、野菜売り場の品揃えは確実に変わってきますからね。
そこから県産野菜が相場で強くなっていき、農家さんの競争力も向上していくんです。

―    考えてるなぁ、山田さん 8-O  
今時、こんな野心がみなぎる人は珍しいですよね  。ギラギラはしてないけど。

山田・・・この仕事をやってるとよくわかるんですが、一般の人って、地元の野菜のことを知ってるようであまり知らないんですよね。だから、特徴や食べ方を教えてあげると、すごく喜んでもらえる。
食事は暮らしの基本なんですから、もっと地元農産物のことを知って、食べて、楽しんでほしいんです。

―    がんばってる農家さんのことも、もっと知ってほしいですよね :lol:

山田・・・そうなんです。今この時代に、農家を継ぐ覚悟を決めた若手農家さんたちって、本当に意識が高い! そんな農家さんたちの取り組みを知れば、その方の作ったものを食べる時、またおいしさも違ってくると思うんですよ。農産物ひとつひとつにストーリーがあるんです。

―    農産物のストーリーを知ると、食生活も豊かになってきますよね。

山田・・・石川県の食材をもっとおいしく楽しんでほしい。知らないと、もったいないです。
「みんなが知る」ことから、石川の農業のイメージがアップし、盛り上がりにつながっていく。
そのムーブメントを作り上げることが「じわもんライフ」の役割だと思ってます。
いきなり「農業を活性化しよう」「農業をやってみよう」だと、実感も目的意識も湧きにくい。
まずは農業の底上げから取り組んでいかないと。生産者と消費者をつなぐのは、リアルな「農産物」ですから、「じわもんライフ」では、そのおいしさ、ストーリーをどんどん伝えて行くことから始めているんです。

じわもんの野菜たち

 

(つぎに続きます!)