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vol.8 ほしのあき さん その4

Oi-pan interview パン好きの「なんでパン?」をうかがいます。

ほしのあきさんのプロフィール
石川県珠洲市出身・金沢市在住。38才。
関西外語短大卒業後、大阪で福祉関係の仕事に就く。
24才の時にインドに渡り、マザーテレサの関連施設でボランティアとして働く。
帰国後、石川県内の福祉関係の仕事、ピースボート乗船を経て、
2007年に旅カフェを開業。現在に至る。
出店予定などは⇒「旅カフェ.com」

 

 

その4

次第にパンに染まって

―     ほしのさんの活動がユニークすぎて、その紹介で終わるところでした 8-)
では、いよいよ本題のパンの話に(笑)。パンに興味を持つようになったのはつい最近だそうですが?

ほしの・・・そうなんです。実家が田舎だったので、小さい頃はほとんどパンを食べてませんでした。母親がそれほどパンを好きということもなかったので、大手メーカーの食パンもほとんど食卓に上ることもなく…いつもご飯を食べていたんです。
でも特別なパンの思い出もあるんですよ。うちの近所に韓国人のおばあちゃんがいて、駄菓子屋をやってたんです。そこに三色パンがあってね、昔よくあったチョコとジャムとクリームとかの。
母が昼食の準備ができない、学校が半日で終わる土曜とかに「ばあちゃんのところで、パン買って食べなさいね」と言って小銭を渡してくれてたんです。普段パンを食べてなかったので、もう、うれしくて、うれしくて。ばあちゃんにも可愛がってもらってたので、”ばあちゃんと三色パン”は私のなかで楽しい思い出になってます。

―     昔、学校の授業は土曜半日スタイルでしたから、確かに土曜のお昼って特別感ありましたよね。ほしのさんの場合は、そこにパンがあったんですね。

ほしの・・・そうなんですよ~。あと、もうひとつパンの思い出で印象深いのが、インドでの体験。泊まった安宿街に食堂があって、お腹がすくとよくそこにナンを買いに行ってました。注文するとその場で石窯で焼いてくれるんです。焼きたてを紙の袋に入れてもらって、宿に帰って食べようとすると…石窯の匂い、粉の匂い、袋の匂いが渾然一体となって「あ~たまらない~」と幸せな気持ちになりましたね。
その2つが私の中で強烈なパンの思い出です。

―     その頃から結構時間が経ってますが、最近パンに興味を持つようになったというのは、きっかけがあるんですか?

ほしの・・・パートナーが「朝はパンじゃないとダメ」という人なんです。「朝から米粒なんか食えるか」という(笑)。

―     一般に日本人男性は「朝はごはんじゃないと」と言う人多いのにね :-o

ほしの・・・そう。それでご飯好きだった私も渋々合わせてパンを食べるようになったら、「あ、パンっておいしいな」と思うようになってきて。「どうせ食べるなら、おいしいものを」と、いろんな店を試してみたりして、好きなお店もできてきました。

―     どんなお店に行かれるんですか?

ほしの・・・シンプルなハード系のパンがやっぱり一番おいしいなぁと思うようになってきました。「たね」さんとかのパン好きですね。私は卵が食べられない体質なので、ハード系のパンだと安心して食べられるということもあります。ハード系のパンにオリーブオイルとかつけて食べるとおいしいですよね。

―     あ、それにハマったら、やみつきになります :mrgreen:

ほしの・・・やめられないですよね。猫みたいにパンにオリーブオイルをたらして、「うーん、うまい」と(笑)。

―     でも、ほしのさん、最近パン好きになったとのことですが、実はすごい通なパン屋さんをお好きなんですよね。

ほしの・・・そうそう、東京の「ルヴァン」。このパン屋さんを知ったのは、自由が丘の移動カフェを初めて知った頃と同時期です。友達の友達の家に泊めてもらったら、その人がルヴァンのパンを大好きな人で、そこにいる間じゅう毎日ルヴァンのパンだったんです。その頃はハード系のパンがまだよくわからなくて、「なんだか固いパンだなぁ…」と思って毎日食べてました。でも、金沢に帰って来ると、なぜかあの固さと味が忘れられなくて。
ある時、お店で注文したオムレツにパンが付いていて、それがふかふかのバターロールだったんですね。食べた途端、「こんなのパンじゃない!」と身体が拒否したんです。そんな自分にまたびっくりしました。「私って、あの固いパンに身も心も染まっちゃったのね」って(笑)。

―     そうなんです! 知らずにクセになってしまうところ、ありますよね。ハード系パンって。

ほしの・・・ルヴァンさんはいろんなパン屋さんにも影響を与えてますよね。「たね」さんもそうですし。

―     やっぱりパンの存在感が違いますよね。食べてすぐに「おいしい!」という感じるわけではないんですけどね。

ほしの・・・長く愛される飽きない味なんでしょうね。それから私、パン屋さんの技術も「すごい!」と思ってるんです。

―     というと?

ほしの・・・最近、お友達の糀料理研究家・小紺有花さんの影響で、糀から甘酒や塩糀を作ったりして、昔からある「発酵」というスローな技術にとっても心がときめいてるんです。日本ではこうした味噌や漬けものなどで受け継がれてきた技がありますけど、海外から来た発酵技術でおいしいパンを焼けるパン屋さんもすごいなぁって。

―     ほしのさんもクッキーやスコーンなどのスイーツを作られてますよね。

ほしのさんの地元、珠洲の塩や紫イモを使った手作りクッキーも販売。乳製品を使ってないから、
またの名は「貧乳クッキー」。
下はフェアトレードチョコを使ったスコーン。

 

 

 

 

 


テイクアウトすると、
こんなリサイクル用紙を使った包み紙に入れてもらえます。

 

 

 


ほしの・・・
時々、スコーンに甘酒を入れたりもしてます。
これから、もうちょっとスイーツメニューも増やしていきたいとも思ってるんですよ。

―     私、このザクザクした感じのほしのさんのスイーツ好みです。新作にも期待してしまいます :lol:

 

(つぎに続きます!)