今回のフードフェスタ2012最大の目玉は、
神戸「サ・マーシュ」の西川シェフによるパン講習会
※oi-pan「サ・マーシュ」2011来店記はコチラ
関西こなもんタビ「サ・マーシュ」①、
関西こなもんタビ「サ・マーシュ」②
私はパンは食べる専門で、作るほうはとんとご無沙汰なんですが、
西川さんが作るパンが好き! 出来たてが食べられる!
という不順な動機で参加してしまいました
(パン屋さん、カネカさん、すみません)
講習会のテーマは「季節の素材を使ったバリエーション」。
デモンストレーションのメニューは、
●能登島産かぼちゃ、中島菜を使用したパンのバラエティ
●能登島産紫芋、金時芋を使用したパンのバラエティ
●ブリオッシュ フィユテ(これは試食のみ)
ここで、印象に残った西川さんのお話をいくつかあげると…
———————————————————————————–
●冷凍したパンを再度焼く時は、必ず全体を中身まで加熱するようにすること。
中途半端だと味が半減。その後の持ちも悪くなる。
(一部レストランなどで時々ある)
●クルミをパンに入れる時には、混ぜる直前にオリーブオイルやゴマ油をなじませておくといい。そうすると、焼く時にクルミがパンの水分を吸わず、しっとりした生地になる。
●健康問題を指摘されているトランス脂肪酸はマーガリンに多いと言われているが、最近はバターよりも含有量が少ないマーガリンが登場している。なめらかな口当たりやフワっとした食感作りにはマーガリン(サクッ、カリッとした食感作りにはバター)が最も有効なので、そんな材料を使えば健康なパン作りも可能。このお話はとっても新鮮でした!トランス脂肪酸が怖くて、うちの冷蔵庫からマーガリン消えてたので…
———————————————————————————–
デモンストレーションの最中や終了後にも、待望の試食をたっぷり楽しみました
このパンには全粉のうち、米粉が40%使われていて、かなりむっちりとした食感でした!西川さんは米粉にかなりハマっているらしく、もうじき米粉パンの本も出版されるそう。
個人的な意見としては、米粉パンは小麦の香りが楽しめないな~というのもあり、パンというより”おいしいお米食品”のひとつととらえています。
パンじゃなくてほかにいい名前あるといいのですが・・・ね。
パンに使われた能登島産野菜は、石川県七尾市のスギヨファームさんの自社産野菜をペーストにしたもの。
野菜のペースト加工は、農業生産者が今どんどん挑戦している分野です。
県産野菜ペーストを使ったおいしいパンが増えてくれば、地域農業の活性化にもつながっていくと思います。
西川さんのように、パン屋さんに大いに使っていただきたいですね~。
今回、金沢は初めてだったという西川さん。
「石川は魅力的な食材が豊富なので、
そんな素材を使ったもっと大きな講習会をやってみたい。
ぜひまた呼んでください」
と何度もおしゃってました。
これは実現したらぜひ行きたい
(実際にパンを作る講習会だったら、技術的に無理かも)
それから、
「地域の素材を使った郷土色豊かなパンは、
観光客にもきっと魅力的に受け入れられるはず。
地方のパン屋さんもいろいろ工夫していくと面白いですよ」
との言葉にも、そうそう! とうなずいてしまいました。
石川の素材を使った健康的でおいしいパン。
石川の文化や土地柄を感じさせるパン。
私もコレ、期待してます
部外者ながら、大いに試食して楽しみ、
パンのトレンドも学べたフードフェスタ。
こんなイベントあったら、またお誘い、お待ちしてます
食品販売会社カネカさんのフードフェスタに行ってきました
関係者しか行けないイベントですが、某パン屋さんのご厚意によって見学することができました。
入るとすぐにおすすめ商品がずらり。そしてそのほどんどが試食できます!
とても楽しかったのが、パン&スイーツの商品提案コーナー
まずは、お子さんが喜びそうな楽しいデザインと発想のものを。
お次はお洒落さやトレンドを意識した提案。
イートインカフェでのランチやティータイムにもぴったりです。
そしてやっぱり一番気になったのは健康志向にひびくパンたち。
注目の発酵調味料、塩麹や野菜ベースのパンやスイーツは思わず手に取りたくなります!
野菜を使った商品は見せ方、素材感にひと工夫あり!
近頃、テレビでしばしば目にするようになってきた
低糖スイーツも出てました!
糖尿病や減糖ダイエットのニーズに応えて、
これからどんどん増えて来るんだろうなぁ
全体的にみると、素材のリッチさや見た目の華やかさをアピール商品よりも、
栄養豊富な素材や低カロリー・低糖質の素材を使った健康志向の商品が多かったような気がします。
健康を考えると糖質や脂質の多いパンやスイーツの取り過ぎは禁物ですが、
とはいえ、一度覚えた美味しさを諦められない現代人。
”食べながら健康になれる商品づくり”が今求められているんでしょうね。
まだまだ日中は暑いけど、夜は結構涼しくて、過ごしやすくなってきましたね。
イベントも、盛夏とはまた趣向の違ったものが目白押しです。
昨日お知らせもらったこの二つもかなり個性的
峰不二子が強烈なインパクトの冊子は、毎年恒例の「KANAZAWA2012 Film Fest」のもの。
度肝を抜くテーマで、普段めったに見ることのできない厳選フィルムを上映する映画祭です。
今年のテーマは「エロス」。
往年のセクシーアイコンのスウェーデン女優さん(今は70才ぐらい!)もお招きするそうです
上映作品は相変わらず、見に出かけるのも相当なパワーの入りそうなラインナップ。
でも、ある映画監督は
「現実には、映画に描かれていること以上のことが日々繰り広げられている。現実をそのまま映画にしたら、きっと正視できないだろう」
とまで言ってましたから、世界のさまざまな価値観や、人間の業の底知れなさを知るという意味では最高の機会かも。
■9月14日(金)~21日(金)
詳細はこちら↓
http://www.eiganokai.com/
左側の可愛いハガキは、新竪町商店街「しんたて夜市」のご案内。
夏まつりに続いての、今度は夜まつりです。
いつもの名物店主さんたちが、ちょっと趣向を変えた出店するそう。
ちなみに、アンティーク「フェルメール」では、RUNE占い。
25枚から選んだ石で、店主・塩井さんが運勢を占ってくれますよ
1回500円。
そのほかにも、バーやカフェなど一夜限りのシンタテの夜が楽しめそうです。
■9月14日(金)夕暮れ~22:00